太田保険事務所

福原麻希／講談社現代親書コメディカルとはco-medical, co=協同する、医療従事者という意味で、病院でお医者さんのほかに、患者さんの治療や闘病をサポートする専門職の総称のことです。身近なところでは看護師、薬剤師などが挙げられますが、「こういう仕事もあるんだ、知らなかった。」というお仕事も紹介されています。私が一番興味深く読んだのは「リンパドレナージセラピスト」です。これは、がんの手術でリンパ切除をした後遺症などとしておこるリンパ浮腫をケアするお仕事です。潜在的なリンパ浮腫の患者さんは12万人といわれ、セラピストの養成が急務とのことです。他にも多くの仕事が紹介されていて、最前線の医療の現状がわかり、また真剣に仕事に取り組む方たちの姿に感動します。

中川恵一／朝日出版社東大病院放射線科准教授／緩和ケア診療部長の中川恵一さんが、高校生へのがんの教科書としてかかれた本です。がんのできる仕組み、がんの治療法がわかりやすく書かれています。日本人ががんを知ろうとしないことが、諸外国よりがん治療対策が遅れている原因、商品知識のない消費者がメーカーの言いなりなっている状態と同じとのこと本の中で先生は言っています。

林文子／草思社以前徹子の部屋で拝見したとき,きゃしゃで、穏やかな話し方をする女性だなという印象でしたが、林さんはダイエーの取締役会長兼CEO。その前はBMW、フォルクスワーゲンの社長を歴任されたすごいキャリアウーマン。31歳のときホンダ自動車のセールスマンになり、それから現在まで貫かれているのは、人が好き、人を喜ばせるのが好きというやさしい気持ちだと思いました。